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松本秀峰中等教育学校でアントレプレナーシップ研修を開催しました!

  • 弘幸 西田
  • 8月3日
  • 読了時間: 3分

近年、大学生だけでなく中高生を対象にしたアントレプレナーシップ教育が注目されています。


アントレプレナーシップ教育は、VUCAの時代を生き抜く人材を育成するために欠かせません。社会課題に貢献するため、自らが課題設定を行い、主体的に解決に向かう知識・能力や挑戦する心構えや姿勢を身につける学びです。起業家精神だけでなく、他者との協働を重視し、新しい価値を創造する力を育むことを目指しています。


3日間で、ビジネスの基礎、課題設定、リーダーシップ、プレゼンテーションを学ぶ


松本秀峰中等教育学校で初めての開催に向けて、同校のブレット・マックスウエル校長と夏休みの限られた時間の中でも、”本物のプログラムを提供したい”との想いでプログラムを準備しました。企業の幹部候補生レベルの内容を軸に据えつつ、中高生がより身近に感じられる事例を選び、直感的で分かりやすいビジュアルコンテンツ、常に参加者全員と双方向に対話し、参加者が自分を表現していくコンセプトとしました。


ワークショップの日程(全て午後2時~5時までの3時間)

7月28日

・VUCAの時代

・チャレンジ精神

・ビジネスの基礎(社会貢献と価値、商品とサービス、トレンドを読む)

・ビジネスアイディア事例研究(地方創生、外国人の就労)

7月29日

・課題設定の重要性

・課題の階層構造(WHY-WHAT-HOW)を理解して社会課題を自分につなげる

・ビジネス課題(バリューチェーン、価値と対価)

・イノベーションとこれからのリーダーシップ

7月30日

・各自の社会課題をビジネス提案へ(グループワーク)

・プレゼンテーションとフィードバック



アントレプレナーシップ研修
対話で進む講義
課題設定の相談
積極的に相談
課題を発表する生徒
設定課題を発表する生徒
課題を発表する生徒
設定課題を発表する生徒

アントレ課題発表
発表後のフィードバック

参加者全員が「ビジネスへの関心が高くなった」と回答


このような高いレベルのプログラムを進めるのに不安がなかった訳ではありませんが、参加者の学ぶ意欲や好奇心、同校の教員のファシリテートにも助けられて、参加者が”正解がないことの不安感”から解き放たれ、チャレンジする姿勢を見せてくれました。終了後のアンケートでは、全員が「ワークショップ後、ビジネスへの関心がさらに高くなった」と回答し、「自分でビジネスをやりたい」「この学びを自分がビジネスをはじめるときに活かしたい」とのコメントが多くありました。また、社会人にとっても難解な「課題の階層構造」※や「バリューチェーン」についての関心がうかがえ、次の時代を担う「リーダー」を目指す決意を記してくれた生徒もいました。

当社としてもさらなる期待に応えるべく、プログラムをブラッシュアップしていきます。


※課題の階層構造:大きな社会課題をWHY-WHAT-HOWでブレークダウンと横展開を行います。自分(自社)や客観視点から貢献できる課題を探すために有効な概念です。


 
 
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